「補助金」や「助成金」と聞くと、なんだかガチガチのビジネス用語というか、「申請書が分厚くて難しそう…」というイメージがありませんか?(私はあります笑)
システム開発やWeb広告の仕事をしていると、県や市町村の補助金を活用した案件のご相談がけっこうあるんです。
そのため、ときどき全国の補助金情報を調べたりもします。
すると「そんな補助金があるの?」という制度に出会ってしまうことがあります。
知るとおもしろい、地域補助金の世界
全国の自治体や国の制度をよーく見てみると「そんなものまで対象なの?」というちょっとおもしろい補助金を見つけることができます。
実際にあった(ある)ユニークな補助金をいくつか紹介します。
①名前はいかついけれど、中身は超優しい補助金
例えば、富山県某市の「若者・女性に選ばれる企業への変革応援補助金」
なかなか気合いの入った名前です。
どんな大改革をするのかと思って中身を見てみると、実はすごく優しくて現実的。
若者や女性が「ここで働きたい!」と思える環境づくりのために、職場の「トイレの洋式化・温水洗浄便座の設置」や「洗面所の改修」「更衣室・休憩室の整備」などを応援してくれる補助金なんです。
「まずは働く環境をきれいにすることから!」という、自治体の温かい視線を感じますよね。
② 補助金じゃないけど、気持ちはよく分かる制度
続いては、群馬県某町の「働きやすい職場づくり奨励金」という制度。
もはや補助金ですらなく、奨励金です(笑)。
でも、名前からして分かりやすいですよね。
こちらも性別や国籍を問わずみんなが快適に働けるようにと、職場のトイレや更衣室、休憩室のリフォームをバックアップしてくれる制度なんです。
「働きやすい職場を増やしたい!」
という自治体の気持ちが、ストレートにそのまま名前にも表れています。
③ 今のトレンド!「デジタルノマド(旅するワーカー)」を呼ぼう
最近、全国のあちこちで見かけるようになったのが、「デジタルノマド」を地域に呼び込もうという取り組みです。
デジタルノマドとは、パソコン1台で仕事をしながら世界中を旅する人たちのこと。
こうした人たちに地域へ滞在してもらうために、イベントを開いたり、受け入れ環境を整えたりする取り組みを応援する制度です。
一昔前なら「工場を誘致しよう!」だったかもしれませんが、今は「旅するITワーカーに来てもらおう!」なんですね。
補助金を眺めているだけでも、時代の変化を感じます。
ITや経営力強化だけではない
補助金というと、「設備投資」「IT導入」「販路開拓」みたいな制度が多いのですが、実はもっと身近な「地域の課題」がそのまま制度になっていることがあって、見ていると意外とおもしろいのです。
「人手不足に悩んでいる地域」
「観光客を増やしたい地域」
「創業を応援したい地域」
「企業を誘致したい地域」
「地域の基幹産業(農業や漁業など)を守りたい地域」
その地域が何に力を入れていて、何に困っているのか。
それぞれの地域の「今」が見えてきます。
地方の補助金を見てみよう
「こんな人に来てほしい」
「こんな産業を守りたい」
「こんな未来をつくりたい」
補助金の一覧を眺めていると、そんな声が聞こえてくるような気がします。
実際、補助金ポータルや各自治体、商工会のホームページを定期的に見ていると、大掛かりな事業計画が必要なものもありますが、意外と「申請するだけ」に近い制度や、普段の営業活動・販促活動にすぐ活用できそうな制度も少なくありません。
補助金というと難しそうなイメージがありますが、探してみるとけっこう身近に活用できる制度も多いのです。
機会があれば、お住まいの自治体の補助金も見てみてください。
意外と面白いですよ。