ホームページ制作やWeb集客の話になると、急に横文字が増えます。
しかも困るのが、言葉自体は知っていても「結局どういう意味?」となるものが多いこと。
今回は、制作会社や広告会社がよく使うマーケティング用語を、できるだけ普通の言葉で説明してみます。
【中級編:マーケティング用語】普通の言葉で言ってみる
Web業界の中でもマーケティング用語は「横文字呪文」の宝庫です。
現場やコンサルタントから言われて「うわ、出た…」となりがちな言葉を、ガツンと噛み砕いていきましょう!
1.「誰に・何を・どう伝えるか」の戦略系
○「ペルソナのインサイトを突きましょう」
⇒「設定した理想のお客さん自身も気付いていない、胸の奥の本音や不満(核心)を狙い撃ちにしましょう」
解説:ニーズ(〜が欲しい)の一歩先にある、言葉にならない動機のことです。「痩せたい」ではなく「同窓会で『全然変わらないね』って言われたい」がインサイトです。
○「ベネフィットを訴求しましょう」
⇒「その商品を買うと、お客さんの未来が『どう幸せになるか(得する体験)』をアピールしましょう」
解説: 商品の「特徴(メリット)」ではなく、それによって得られる「良い変化」のこと。エアコンを売る時に「最新の省エネ機能です」と伝えるのがメリットで、「今年の夏は電気代を気にせず、家族みんなでリビングで涼しく快適に過ごせますよ」と伝えるのがベネフィットです。
○「ターゲットをセグメント化してポジショニングを確立します」
⇒「お客さんをいくつかのグループに分けて、自分がどこの『ナンバーワン(独自の立ち位置)』になるかを決めます」
解説: 全員に好かれようとすると、逆に誰にも刺さらないことがあります。「滋賀の、30代の、子育て中で、平日に一人の時間が欲しいママ向け」という風に、勝てる場所を見つける作業です。
2.「どうやって売るか」の戦術・行動系
○「ナーチャリングが不十分ですね」
⇒「まだ『ちょっと興味があるだけ』のお客さんを、じっくり『ファン』に育てるアプローチが足りていませんね」
解説: 顧客育成という意味です。出会ってすぐに「買ってください!」と迫るのではなく、例えばメルマガやSNSで役立つ情報を送たりしながら、だんだん相思相愛になっていく、見込み客を育てるプロセスのことです。
○「アップセルとクロスセルを狙います」
⇒「『もうワンランク上の高いやつ』か『ついでのセット買い』をおすすめしましょう」
解説: マクドナルドの「ご一緒にポテトもいかがですか?」がクロスセル。スマホを買う時に「容量が大きいモデルにしますか?」と聞くのがアップセルです。客単価を上げるための基本技ですね。
○「LTV(エルティーブイ)を最大化させましょう」
⇒「一回きりのお客さんではなく、何度もリピートして『一生のうちに合計いくら使ってくれるか』を一番に考えましょう」
解説: ライフ・タイム・バリュー(顧客生涯価値)の略。新規のお客さんを1人集めるのは大変なので、今いる常連さんに長く愛され、長くお金を使ってもらう方が、結果的にビジネスは安定します。
3.広告・データの分析系
○「CPA(シーピーエー)が高騰しています」
⇒「お客さんを1人(または問い合わせを1件)獲得するのに掛かる広告費がが上がっちゃってます」
解説:お一人様あたりのコスト。 1万円の広告費で2人のお客さんが来たら、CPAは5,000円。これが高くなりすぎると、「売れば売るほど赤字」という悲しい状態になります。
○「アトリビューション分析をしましょう」
⇒「最後に買った瞬間だけでなく、最初にその商品を知ったきっかけ(SNSやブログなど)の『影の功労者』もちゃんと評価してあげましょう」
解説: お客さんはネット広告を見ていきなり買うわけではありません。「インスタで知る ⇒ブログで調べる ⇒ 最後に広告をクリックして買う」という流れだった場合、インスタやブログの貢献度も無視しちゃダメだよね、という分析方法です。
○「ROI(アールオーアイ)が高い施策です」
⇒「コスパ(コストパフォーマンス:費用対効果)いいです」
解説: リターン オン インベストメントの略。例えば、100万円かけてホームページを作ったり広告を出したりして、200万円の利益が出たら「ROIは200%(大成功!)」となります。逆に50万円しか利益が出なければ「ROIは50%(大赤字…)」です。要は元が取れているか、です。
モヤモヤしないために
いかがでしたでしょうか?
色々と並べてみましたが、大切なのは「これらの言葉をあなたが完璧に覚える必要は全くない」ということです。
ただ、モヤモヤしないために知ってて損はない、という程度のことです。
実際、こうして普通の言葉にしてみると、マーケティングって
・お客さまを知る
・お客さまに見つけてもらう
・お客さまとの関係を作る
という、昔から変わらない商売のお話なんです。
マーケティング会議で横文字が飛び交ったら、「それ、日本語で言うと何ですか?」と聞いてみましょう。
普通の言葉に直した瞬間に「なんだ、その話か」となりますよ。
意外と皆さん、ふわっと使っていることもありますし(笑)
おわりに
Web業界にはまだまだ横文字がたくさんあります。
次回、上級編を書くことがあれば、
エコシステム
シナジー
アジャイル
スケーラビリティ
ディスラプション
あたりの「もはや日本語で説明した方が早い選手権」に挑戦したいと思います。
その時はまた、一緒に翻訳していきましょう。
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