AI時代のWebサイト制作|トンマナはデザイナーのこだわりじゃないんです!

ホームぺージ制作を納品したとき、、
「これからは自分たちで更新します!」
と言っていただけると、わたしはけっこううれしかったりします。
ホームページは育てていくものですし、更新されるのは本当に良いことです。

…ですが、ほんとに時々なんですけど、こんな微笑ましい事件にに出くわすことがあるんです。

あるとき、制作したホームページを見に行くと、トップページのスライダーにザラザラ画質のワンちゃんの写真が…。

「…ん?」思わず二度見しましたよ。

「動物の写真って、よく見てもらえるらしいですね!」
確かに、Instagramなどでは、そういう傾向があったかも知れないですねー(笑)

また別のWebサイトでは、
画面いっぱいにキンキラキンの招き猫!
理由を聞くと、
「縁起がいいって聞いたので。」

…なるほど(笑)

もちろん、犬が悪いわけでも、猫が悪いわけでもありません。
忙しい中、ちゃんと更新してくださってるしなぁ…。

「自分で更新できるようになったんだから、自由にやりたい!」というお客さまのお気持ち、めちゃくちゃ分かります。せっかくの自分のサイトですからね。

でも、更新することでホームページの印象が変わってしまうのは少しもったいない。
これは、単に「せっかくこだわって作ったのに…」というデザイナーの自己満足のためだけではないのです。

webサイトのトーン&マナー

トーン&マナーという言葉があります。

簡単に言えば、ホームページ全体の雰囲気やルールを揃えること。

ホームページは、ただ情報を載せる場所ではありません。
一枚の写真。
ひとつの色。
ひとつの言葉。
そういった小さな積み重ねでその会社「らしさ」が作られていきます。

トーン&マナーとは、デザインを縛るためのものではなく、会社の「らしさ」を守るためのものなんです。

例えば、「清潔感と落ち着きのあるベージュっぽい感じで統一して欲しい」というオーダーをいただければ、もちろん喜んでその世界観を作ります。

…でも、某有名タレントさんじゃないですが、ベージュって200色(もっと)あるんです(笑)。

提供していただいた写真そのままでは浮いてしまう時、色味や明るさをチマチマと微調整し、サイト全体の雰囲気に馴染む「清潔感のあるベージュ」に落とし込む作業をしています。
トーン&マナーとは、デザインを縛るためのものではなく、そうやって作った会社の「らしさ」を守るためのものなんです。

せっかく更新するのだから、そのホームページの「らしさ」を崩さずに続けてもらえるといいなぁと思うわけです。

AIにも伝わる違和感

昔は「検索エンジンは文字を読んでいる。」
そんなイメージでした。
だから、画像の雰囲気が多少違っても、それほど気にされなかったかもしれません。

でも今は、AIが画像も含めてホームページを理解する時代。
AIは「この写真、ダサいなー」とかは思わないんでしょうけど、
「この画像だけ、他と雰囲気が違う」
みたいなことは、きっと人間よりずっと冷静に認識しているはずです。

「デザイナーって細かいよねー?」
「そこまで気にする?」
なんてことを言われたりもするんですが、トーン&マナーが単に見た目(デザイン)のためじゃなくて、その会社の”らしさ”を守るためのものである以上、何とかご理解のほど…と思っています。

トンマナは「情報設計」でもあるという事実

デザインって、「きれいに見せること」だと思われがちです。
でも私たちは、色や写真を選んでいるのではありません。
「会社の印象」を選んでいます。

ホームページ制作で作っているのは、ページではなく「会社の印象」だと思っています。

だから、お客様が自分で更新すること自体は全然悪くない。
むしろ更新してほしい。

でも、その1枚の画像、その1色、その一言が、積み重ねてきた「会社らしさ」に影響するということをちょっとだけ知っておいて欲しいな、と思うわけです。

なので、猫の写真をどうしても入れたいときは、ご相談していただくか、お知らせ・ブログ欄へ(笑)

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